夫と2人で岐阜県高山市の奥飛騨と呼ばれるエリア、平湯温泉へ1泊2日のドライブ旅行をしてきました。
平湯温泉は武田信玄ゆかりの秘湯との逸話のある名湯。
名古屋から車で3時間程と気楽に行けるので、中部圏では人気のある温泉地です。
今回私達が泊ったのは共立リゾート「深山桜庵別館 湯めぐりの宿 平湯館」です。
今年の夏に泊った同グループの「あづみの湯 御宿 野乃 松本」が良かったので、今回も「共立グループで温泉があって食事がビュッフェスタイルのホテル」に泊まろうと探して決めました。
夫と私は食べ物の好みが違うので、食事がビュッフェだと平和なんだよね。
この記事は岐阜県高山市「深山桜庵別館 湯めぐりの宿 平湯館」に夫婦で一泊した宿泊記です。
これから岐阜県高山市でホテルを探す人の参考になれば嬉しいです。
深山桜庵別館 湯めぐりの宿 平湯館の基本情報
「共立リゾート」は㈱共立メンテナンスが全国34ヶ所に展開するリゾートホテル事業です。
「深山桜庵別館 湯めぐりの宿 平湯館」は共立リゾートの4段階あるグレードの中ではカジュアルな「癒しの湯宿」タイプ。
奥飛騨の山々に囲まれた自然豊かな土地で、良質な温泉とビュッフェ形式の食事が楽しめ、リーズナブルながらもリゾート気分を味わえます。
深山桜庵別館 湯めぐりの宿 平湯館 アクセス
〒506‐1433 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯726
電車:JR高山本線高山駅よりバスで約1時間
自動車:中央自動車道 高山西ICより約1時間
私達は愛知県から車での移動。
今回は高速道路は使わず、下道で景色を楽しみながらのんびり走っていきました。
途中の道の駅で休憩をしたり高山市内を観光したりして、到着は夕方の4時ごろでした。
深山桜庵別館 湯めぐりの宿 平湯館に泊まってきました
チェックイン/チェックアウト
4時ごろホテルに到着すると、門の外で待機していたスタッフが出迎えてくれました。
玄関先で大きな荷物を降ろし、車は建物の反対側にある駐車場に停めます。

エントランス入ってすぐにフロントで、そのままチェックインの手続きです。
数組同時に入ったのですが、待つことも無くスムーズに案内されました。
チェックイン後はフロント向かいの下足処で靴をぬぎ、スリッパに履き替えます。
靴は鍵付きの下駄箱に入れ、鍵は自分で持っておきます。
翌朝のチェックアウトは自動精算機で、追加料金もなかったので、クレジットカードでスムーズに清算できました。
館内の様子
館内は、昔の温泉旅館の風情を残しながらも現代風に設備を整えてあるといった雰囲気。
1階のロビーはとても広く、ソファやテーブルもたくさん並んでいます。
ロビーの隣にはコンビニ「ヤマザキディリーストア」があり、お土産やお菓子・飲み物、普通にコンビニにあるようなお弁当まで売っていました。
大浴場へ行くには本館1階から少し廊下を歩くのですが、その廊下が風情があり素敵です。
途中に読書のできるスペースもあって、古民家カフェのように落ち着ける空間でした。

部屋の様子
今回泊まったのは本館にあるツインルームです。
ルームキーはカードタイプですが、カードを挿して部屋の電気がつくというホテルによくあるシステムではなくて、電気のスイッチは扉を開けてすぐの壁にありました。
ベットの上にはタオルとバスタオルの入ったメッシュバッグが置いてあります。
2台のベットの間に小さな棚があり、その上に電話機、時計、読書灯、下にコンセントとUSBポートと必要なものが揃っていて使い勝手が良いです。
枕元の読書灯はダイヤルで光量調節できるので、部屋の電気を消した後も手元が明るくて便利でした。
ベットの奥はテーブルとイスがあり、その奥に空気清浄機とタオル掛けがあって、やや狭いスペースでした。
ベットの隣の棚の上には電気湯ケトルとマグカップが2つ。
ロビーにあるアメニティバイキングでスティックコーヒーやティーバックをセルフでもらってくれば部屋で温かい飲み物が飲めます。

ベットの反対側にテレビの置いてある机があり、その隣にクローゼット。
クローゼットの中に館内着の上に羽織る丹前(上着)が入ってました。

少し残念だったのはクローゼットの中。
下に金庫があってワンピースのような丈のあるものはそのままでは吊るせません。
TVの下には小さな冷蔵庫、小さな製氷室付きです。
TVの乗っている台は机代わりに使えそうなスペースで、鏡やライトもあったのですが、イスは置いてありませんでした。
テーブルの方にあるイスをちょっと移動させて使いました。
部屋内の洗面所はトイレのあるユニットバスと一体でした。
バスタブは膝を曲げないと入れない大きさですが、大浴場があるので使うことも無かったです。

洗面所にはかわいいラベルのシャンプー・コンディショナー・ボディソープとハンド&フェイスソープがあります。
ブランドは「Orange Rose」、大浴場にも同じ物が揃えてありました。
アメニティ
アメニティ類は、ロビー下駄箱近くにアメニティバイキングがあり、必要なものはひと通り揃っています。
歯ブラシ、ヘアゴム、ヘアバンド、コーム、綿棒、コットン、カミソリなど、必要なものをもらえます。
お茶、コーヒー、紅茶などもこちらに揃っているので使いたい人は自由に持っていけます。
作務衣タイプの館内着も自分で選んで持っていくようになっています。
館内着は青とピンクの2色で、男女兼用サイズでS~LLまでとお子様用もありました。
大浴場の洗面所には備え付けのスキンケア用品以外はティッシュペーパーとドライヤーしか置いてありません。
大浴場へ行く時は部屋のタオルセットを忘れずに、ブラシやコットンが必要な人はアメニティバイキングでもらってから持っていくようにしましょう。
うっかり忘れると部屋まで戻ることになるからね。
私のように(笑)
大浴場の洗面所にあるスキンケア用品は「MARGARET JOSEFIN」のクレンジング、化粧水、乳液。
洗い場には部屋の洗面所と同じ「Orange Rose」のシャンプー・コンディショナー・ボディソープとハンド&フェイスソープがあります。
因みに、大浴場の更衣室には鍵付きの小さな貴重品ロッカーはありますが、大きなロッカーはありません。
脱いだ服は棚の脱衣かごに入れておくスタイルです。
大浴場(温泉)
大浴場のお湯は、蓬莱の湯と新子宝の湯という人気の源泉を掛け合わせた混合泉の源泉かけ流しで、濁っていてわずかに硫黄臭がします。
見た目とは違いヌルっとした感触はなく、さらりとしていて、じわじわ温まる気持ちいいお湯でした。
大浴場は1階「杣人の湯」と2階「木響の湯」の2か所があって、男女入れ替え制です。
「杣人の湯」と「木響の湯」、どちらも内風呂には木の浴槽がふたつ並んでいて、ぬるめと熱めのお湯に分かれていました。
初日に入った「木響の湯」は露天風呂に岩風呂と半露天の檜風呂がありました。
岩風呂も良いのですが、檜の肌あたりが好きな私は屋外で味わえる檜風呂にうっとり。
翌日の朝は男女が入れ替わって「杣人の湯」。
下の画像は公式サイトからお借りした「杣人の湯」の大露天風呂です。

露天風呂がとっても広くて立派な岩風呂で、テンションがあがります。
これ程の規模の岩風呂って珍しいのではないでしょうか?
温泉文化のある日本に産まれて良かった~と、つくづく実感しました。
もしかしたら武田信玄もこのお湯につかったかもしれない…などと勝手に妄想したりして。(笑)
深山桜庵別館 湯めぐりの宿 平湯館 の食事
夕食
夕食は18時~19時の間の好きな時間に本館B1階のお食事会場に入れました。
受付後、スタッフさんが席に案内をしてくれます。
ビュッフェ形式で、和・洋・中と様々なメニューが揃っていて、とっても目移りします。
テーブルで自分の好みのお鍋が楽しめる鍋バイキングもあるし、お寿司やお刺身、天ぷら、フライ類、中華メニュー、パスタもあったりして自分の料理のレパートリーを軽く超えていそう。
そして、どれも美味しい!

写真は私の好みで取り分けてきたものばかりで、この後デザート類もお代わりしています。
湯上りのビールを、と思ったのですが、アルコールは追加料金で飲み放題しかなく、単品ではオーダーできなかったので1杯だけ飲みたい私はあきらめることに。
10時から共立グループ名物の夜鳴きそばのサービスもありました。
夜鳴きそばを楽しみにしてきたんだけど、食べられなかったよ。
ビュッフェで食べ過ぎた後にラーメンは無理だね。
夕飯なしのプランにすべきだったかも?
朝食
朝食は7時~8時の間で、昨夜と同じ本館B1階のお食事会場です。
昨夜は気がつかなかったのですが、会場からは素敵なお庭が見えました。
風景を愛でながらゆっくりできる窓に面した席もあって、ひとりの時に利用したいです。
食事はやはりビュッフェ形式。
一番に目についたのがご飯の上にシラスやお刺身、そぼろ、卵など、ごはんと一緒に食べたら絶対美味しいやつを自分で好きなだけのせて作れる「勝手丼」。
朝はパンが食べたい気分だったのに、つい手を出してしまいました。
その上でパンもしっかりいただきました。(笑)
それに、ベーコンやウィンナー、飛騨名物のほうば味噌など、目の前の卓上コンロであぶって食べられました。
夕食でも思ったのですが、フルーツの種類が多めなのが嬉しいです。
いやもう食べたいものだらけ。

深山桜庵別館 湯めぐりの宿 平湯館 周辺の観光
「深山桜庵別館 湯めぐりの宿 平湯館」があるのは奥飛騨温泉郷平湯という住所の通り温泉街ですが、かなり山の中です。
古い町並みが残る観光地として有名な高山の市街地から車で1時間程、山へ登る感じです。
車で温泉街のメイン道を通過した限りでは温泉旅館は並んでいるものの、歓楽街のようなにぎやかな場所はなさそうでした。
事前に調べていて、平湯バスターミナル近くにある「ひらゆの森」には男女合わせて16もの露天風呂と食事処や売店があるそうで、2日めに寄りたいと思っていました。
なぜ寄らなかったのかと言うと、朝になって外を見たら前日から降っていた雨が雪にかわっていたんです。
訪れたのは11月中旬で、「紅葉を楽しめるかな」と軽い気持ちでドライブしてきた私達は、雪が降ることを想定しておらず、車のタイヤはノーマルなまま。
このまま雪が降り続けて雪が積もるようなことになると、「山を降りられないのでは?」と恐怖にかられ、早々に平湯温泉を去ることにしたのでした。
完全に奥飛騨の気候をなめていました。
奥飛騨を訪れる時は気象情報をしっかりチェックしておくべきですね。
深山桜庵別館 湯めぐりの宿 平湯館 宿泊記まとめ
今回は夫婦2人でドライブと温泉を楽しむため共立リゾート「深山桜庵別館 湯めぐりの宿 平湯館」に1泊しました。
「深山桜庵別館 湯めぐりの宿 平湯館」では歴史を感じる立派な温泉とビュッフェスタイルの食事を堪能。
泊ったツインルームは少々手狭な感じもしましたが、館内にはくつろげるロビーのようなスペースが所々にあり、部屋は眠るだけと思えば充分です。
私達は大浴場の休憩処で漫画を読んでいた時間が長かったような…。
他のお客様を見ると、数家族のグループや親子3代で来ている方々も多く、館内でカラオケや卓球をしたりしてアクティブに楽しんでいるようでした。
2日目に雪が降らなければ平湯温泉エリアの散策をしたかったので、次回は暖かい季節にリベンジしたいと思います。