ひとり旅に憧れませんか?
国内なら言葉の壁がなくて、ひとり旅もしやすいのですが、海外となるといろいろと不安がありますよね。
一緒に行ってくれる家族や友人がいれば、少しは心強いのですが…。
私が行きたいところは、なかなか一緒に行ってくれる人がいないのが現状。ひとりでも参加できるツアーを利用することにしてるよ。
今回、どうしても訪れたい場所があり、クラブツーリズムの「おひとり参加限定ツアー」に参加してきました。
海外旅行のツアーにひとり参加したことはありますが、「おひとり参加限定ツアー」に参加するのはこれがはじめて。
行く前に不安だったこと、行ってみてどうだったかをまとめてみました。
ツアー会社や行先、その時の参加メンバーなどによって違うことも多々あるかと思いますが、体験談の一例として、おひとり参加限定ツアーに参加してみたい人の参考になれば嬉しいです。
「おひとり参加限定ツアー」参加前に不安だったこと
コロナ前は年1回程度で海外旅行に行っていました。
家族と一緒だったり、友人と出かけたり、ひとりでツアーに参加したこともあります。
でも、ツアーにひとりで参加する時って、1人部屋追加料金が加算されて高くなっちゃうんですよね。
そこで気になっていたのが「おひとり参加限定ツアー」です。
追加料金もなく、他の参加者も皆ひとりなら「気が楽だろうな」と思い、今回はじめて参加してみました。
でも、参加前にはいろいろと不安がありました。
- どんな人が参加しているの?
- 移動中の様子は?
- 食事の時の様子は?
- 観光ではたくさん歩く?
体力に自信がない私。
はぐれたらどうしよう…
皆の足を引っ張らないかも心配だな。
今回私が参加したツアーは【クラブツーリズム「おひとり参加限定」ウズベキスタンひとり旅6日間】です。
ウズベキスタンは中央アジアの西の方、元ソビエト連邦に属していた国で、日本との時差は4時間。
6日間ですが、1日目と6日目はほとんど飛行機移動で、ホテルには4泊という「4泊6日」の旅でした。
「おひとり参加限定ツアー」どんな人が参加しているの?
旅行先にウズベキスタンを選ぶ時点で参加者の多くが旅慣れている方だと想像できます。
定員19名のところ、実際の参加人数は15名(女性14名、男性1名)でした。
年齢層は、私の見たところ30~70代で、半数以上が50代後半より上だと推定され、平均年齢高め。
ちなみに日本から同行の添乗員さんは40~50代くらいの女性。
現地ガイドさんは30代男性でした。
おひとり参加限定ツアーの常連さんもいるようで、すべての参加者が全く初対面というわけでは無いようでした。
「おひとり参加限定ツアー」移動中の様子は?
目的地ウズベキスタンまでは、乗継地のソウルまで約2時間、ソウルからウズベキスタンの首都タシケントの空港まで約8時間の長距離フライト。
国際線に乗るのも久しぶりで、ちゃんと搭乗できるかもちょっと心配でした。
飛行機での移動
今回のツアーは中部国際空港出発組と関西空港出発組が、乗継ぎの韓国仁川空港で合流するというスケジュールでした。
添乗員さんは関西空港からの出発。
私は中部国際空港からで、行きの便は乗継ぎも含めてほとんどひとり行動でした。
行きの便
空港の旅行会社カウンターでチケットを受け取り、自分で手続きをして仁川行きの飛行機に搭乗。
(チェックイン~搭乗までの手続きの仕方は事前に書面で受け取っていたので、特に困ることもなかったです。)
待ち合わせ場所の仁川空港の搭乗口付近で添乗員さんと会い、挨拶。
ここで他のツアーメンバーにお会いできると思ったのですが、顔を見たのは添乗員さんだけ。
現地空港での集合場所を伝えられ、ひとりで飛行機に乗りました。
添乗員さんに会えたことで、間違った便に乗っていないんだなって確認できてちょっと安心したよ。
帰りの便
帰りはツアーで一緒だった皆様と一緒にチェックインカウンターに並んで搭乗手続き。
添乗員さんも側にいてくれて、何か分からなければすぐに聞ける状態でした。
言葉の通じにくい海外の空港では不安だらけなので、添乗員さんの存在は嬉しいです。
搭乗までの待ち時間は、免税店を見たり、ツアーの皆様と一緒にベンチでおしゃべりしたりして過ごし、ひとりの不安感無く過ごせました。
現地バスでの移動
全スケジュールの中で、3日目は合計約6時間、5日目は約5時間の長距離ドライブと、バスで過ごす時間が長かったです。
バスはひとり2席が確保されていたので、各々好きな場所に座れました。
朝は添乗員さんから話があったり、ガイドさんからその日に行く場所の説明があったり。
バスの中ではおやつを食べたり、眠ったり・・・各自好きに過ごしていました。
途中トイレ休憩もあります。
私は窓から見える風景をずっとぼ~っと眺めてました。(この時間が好きなんです。)

電車での移動
2日目に、特急列車アフラシャブ号(2等車)で4時間の移動がありました。
特急列車というのは日本で言う新幹線だそうです。
日本から来た他のツアー会社の参加者も同じスケジュールで動くため、車両内はほとんど日本人。
周囲から聞こえてくるのが日本語だけなので、海外に来たという実感があまりなかったです。
あらかじめ予約されていた席に座ると、お隣は同じツアーの参加者のひとりでした。
初対面の方ですが、話がはずんでしまい、3時間くらいしゃべりっ放し。
しゃべり疲れてからは窓の外の景色を見ながら過ごしました。

「おひとり参加限定ツアー」食事の時の様子
朝食はどのホテルもビュッフェスタイルでした。
前日に朝食の開始時間(6:30か7:00)が伝えられ、時間になったら会場へ。
時間が早いためか、他の観光客がほとんどいなくて、会場はツアーのメンバーだけということが多かったです。
席はだいたい4人掛けなので、3人埋まっている所に加わったり、その時に目があった人と2人で座ったり。
皆さん大人なので、快く一緒のテーブルを勧めてくださいました。
昼食・夕食はレストランでの食事。
レストランは、大人数を受け入れられる規模の店舗が多かったです。
2日めの昼食会場は、普段は結婚式場なのだそうで、ゴージャスな内装でした。

どこのレストランも、テーブルが2~3つくらいに分かれていて、空いている所に順番に座ります。
隣になった人、前に座った人と自然に会話がはじまります。
目の前に出されたお料理についてだとか、「旅行」という共通の話題で盛り上がることがほとんどでした。
だいたい4人に1人くらいはお話し上手な方がいて、その人を中心に会話が進んでいきます。
自分から会話に加わらなくても、人の話を聞いているだけでも楽しかったです。
「おひとり参加限定ツアー」観光中はたくさん歩く?
目的地まで歩く必要がある時は、先頭が現地ガイドさん、最後尾を添乗員さんが歩く形で、ぞろぞろついていきます。

適当なところで休憩をしたり、歩く速度や距離など、参加者の様子を見ながら無理のないように調整してくれてました。
参加者の中にはご高齢の方もいらっしゃるので、そこまで無理なスケジュールは組まれていないようでした。
体力に自信のない私でも、今回のツアーは最後までバテませんでした。
メインの観光地ではフリータイムがあり、集合場所と集合時間を伝えられ、解散。
それぞれお買い物を楽しんだり、写真を撮ったり、中には日陰のベンチで休憩する方も。
旅行中に仲良くなった人と一緒に行動する人もいました。
私はフリータイムはひとり行動派。
短時間でも知らない土地で1人で過ごすと、ひとり旅をしている充実感を感じられるよ。

参考までに私のスマホ計測の歩行数は以下のようでした。
- 1日目 6,962歩
- 2日目 11,766歩
- 3日目 7,732歩
- 4日目 15,887歩
- 5日目 8,294歩
- 6日め 10,082歩
一番歩いた4日目(15,887歩)は、唯一バスでの長距離移動がなく、一日しっかり観光した日です。
1日目と6日目は飛行機に乗っているだけでは?と思われるかもしれませんが、乗り継ぎの仁川空港での待ち時間が長く、ウロウロ歩いていたため歩行数が増えたようです。
「おひとり参加限定ツアー」に参加した感想
はじめての「おひとり参加限定ツアー」は、とにかく気が楽でした!
普段から集団行動が苦手で、1人の時間が好きな私なので、ホテルで1人の時間があるのも、バスで1人2席確保されているのも、とても嬉しかったです。
誰かと話がしたいなと思えば側にいる人とたわいのない会話ができます。
過去に海外旅行ツアーに参加した時は、ご夫婦で参加されている方々が羨ましくて、ひとりを寂しく感じたこともありました。
でも、今回は皆ひとり参加で、ひとりで旅を楽しめる方ばかりです。
ひとりでも行きたい所へ行く「旅行が好き」な自分を肯定してもらえる空気感が嬉しかったです。
ご一緒した皆さんの旅行話を聞いていると「次はどこ行こう!」ってワクワクしちゃいます。
一度経験すると、その気楽さのとりこになってしまう「おひとり参加限定ツアー」でした。