片付け

お雛様はいつまで飾り続ける?娘の幸せ・親の想い

おひなさまアイキャッチ
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こんにちは。

アラフィフ主婦のとらこです。

桃の節句のお祝いで女の子のいる家庭に飾られるお雛様。

「家の中を片付けたい。」「物を減らしてスッキリ暮らしたい。」と思っている片付けたがりの私にとって、

お雛様は悩みの種の一つです。

とらこ

お雛様って毎年飾るのめんどう。

しまっておくの場所とるし、処分したくても片付けられない。

いつまで飾り続けるものなの?

どうしてお雛様を飾るのか、お雛様の由来からお雛様にまつわる祖父母の想いを改めて考えてみたら、いつまで飾った方が良いのか自分なりの答えがでました。

お雛様の由来

厄災を引き受ける人形

日本の古い風習が起源

昔は乳幼児の死亡率が今よりうんと高く、子どもが無事に育つことが大変でした。

子どもの厄災を身代わりに引き受けてくれるお守りとして人形を枕元に置いたり、不浄や厄災を移した人形を川や海に流して厄払いをする風習がありました。

人形は子どものお守りだったんですね。

それと 貴族の子どものひいな遊び用の小さな人形が合わさってお雛様になったと言われてます。

ひいな遊びについては源氏物語や枕草子にも記述されています。随分古くからありますね。

現代のお雛様に込められた想い

乳幼児の死亡率が昔と比べて減った現代ではお雛様は

子どもの健やかな成長と幸せな結婚を願って飾るもの とされています。

子どもの健やかな成長は時代が変わっても誰もが願う事でしょう。

幸せな結婚 って?

お雛様は宮中の結婚式を表現したものです。だから絢爛豪華。何段もの飾りやお付きの方々がいらっしゃいます。

かつてはお嫁入りが女の子のゴールだったので、

お雛様のように幸せな結婚ができますように と言う願いを込めて飾られるようになりました。

幸せな結婚って?親の想い

昔と今とでは結婚観も変わっている

お嫁入りがゴールだった昔

思い返せば私の親も娘である私の結婚については私以上に焦ってました。

私が24,25の頃には変な見合い話を持ってきたり、結婚あっせん所に登録をされたり…。

私自身も結婚さえすれば無条件で幸せになれると思っていた。(なんて浅はか!)

25歳はクリスマスケーキと一緒で売れ残りなんて言われてた時代でした。

親としては娘を想っての事だったのか、親自身が娘を嫁に出して親としての役割を果たしたかったのか。

私も親になった今では 少しは親の気持ちも分ります。

あの頃は今よりも世間の目を気にする風潮だったし、親として世間並みの事を子どもにしてやりたいと言う気持ちが強かったのでしょう。

娘の幸せ=結婚だったんですね。

結婚だけが幸せでは無い今の風潮

ところで、私は人形が苦手です。

特に日本人形が苦手です。

高校生の時に読んだ山岸涼子さんの漫画に出てきた呪われた市松人形の絵が怖すぎて、しばらく悩まされました。

今でも思い出すと怖いくらいです。

だから 私に娘が産まれ親がお祝いに雛人形を買うと言い出した時には「私は人形が苦手だから」と断りました。

それでもこれは孫のために買うものだから、と半ば強引に贈られたのです。

私の親は12段飾りの豪華な物を買いたかったらしいのですが、その頃私達は狭いアパートに住んでいたので、私が怖くないデザインで小さな木目込みの優しいお顔のお雛様にしてもらいました。

人形の数としてはメインの2人と三人官女で5人のセットです。

それでも台や屏風、他の飾りを含めてちょっとした大きさの箱に入ってます。

木目込みのお雛様

その後娘が18で進学のため家から出て行くまではお雛様を毎年飾りました。(今は飾ったり、飾らなかったり。)

季節の行事は子どもにとっては楽しみですよね。

雛祭りの日はいつもよりご飯がちょっと豪華でケーキも有ったりで。

我が家なりにお祝いをしてました。

その娘も今年23歳です。

就職もして1人で生活しています。(結婚の予定は今のところありません。)

健やかに成長し、『健やかな成長と幸せな結婚を願って』のうちの1つは叶いました。

後は結婚。幸せな結婚はできたらして欲しい。

でも、お雛様にそれを願掛けするほどの想いはありません。

今は結婚が女の子のゴールだなんて風潮は薄いですよね。

晩婚化が進んでいるし、結婚だけが幸せだとは私も思いません。

自分の親のように 見合いをさせようとか、結婚を急かすような気持ちは無いのです。

娘がどんな人生を望んでいるのか。

23歳の娘自身は今それを模索中だと思います。

自分が23歳の頃を振返っても、この先どう生きたいなんて明確な目標があった訳では無くて、なんとなく結婚がゴール、その先の事なんて考えてなかった。

お雛様の所有者は孫。親の私は管理人。

お雛様から見た私の立ち位置

孫のために祖父母が買ったお雛様は 孫のお守りな訳ですね。

そう考えるとお雛様の所有者は孫です。

孫のお守りに、と願をかけたのは祖父母。

私は孫(娘)の物であるお雛様のお世話係で管理人ですね。

私は物を極力持たないでスッキリ片付いた家で暮らしたいので 収納場所を取るお雛様を片付けたいと思ってます。

だけどお雛様の所有者である孫(娘)は我が家より狭いアパートで1人暮らし。

お雛様を押しつける訳にもいかない。(収納場所が無いです。)

今、娘にお雛様をどうしたいか聞いても答えは出てこないと思います。

娘自身がこの先の自分がどうなるか・どうしたいかがまだわかっていないようですし。

管理人である私の一存ではお雛様を勝手に処分できません。

変に処分して所有者の孫(娘)に何か災いがあったら嫌です。

孫(娘)が結婚をすれば きっと祖父母のお雛様にかけた願い《健やかな成長と幸せな結婚》も満願成就となり お雛様の役目も終わるのでしょう。

その時にはお役目ご苦労様でした、と気持ちよく供養できそうです。

もうしばらく飾り続ける事にしました。

家の中をスッキリさせたくてお雛様を処分する事ばかり考えてた私ですが、祖父母の願いを思ったらやっぱり簡単に処分はできませんね。

娘の幸せのゴールは結婚とは限らないけど、それなりに自分の道を歩み始めるのを見届けたら家のお雛様達も安心でしょう。

その頃には娘にお雛様をどうしようかと相談できそうです。

それまでもうしばらく、お雛様には家に居ていただく事にします。

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