こんにちは。
アラフィフ主婦のとらこです。
我が家に保護猫だったトラ(キジトラ・オス)を迎えてもうすぐ5年です。
すっかり我が家の一員になったトラ。
トラのいない生活なんて考えられないくらいの存在感。
我が家に来るためにうまれてきた運命の猫なんじゃないかと真剣に思っています。
最近は猫をペットショップで買うのではなく、保護猫をお迎えするという選択がしやすくなっていると思います。
インターネット上にも里親募集サイトがいくつかあります。
具体的にはどんな流れで保護猫をお迎えするのか、5年前の事ですが、我が家で保護猫をお迎えした体験を書いてみました。
これから保護猫をお迎えしたい方、どんなふうに我が家へトラを迎えたかをお話しします。
お迎えした初日の子猫の様子も参考にしてください。
保護猫を里親募集サイトで探しました
里親募集サイトで探すときに注意したこと
①家から近い所で探す
猫は車での移動が苦手。
猫の多くは車に乗せられるとパニックになります。
譲渡してもらう時、猫は車で移動する事がほとんどだと思います。
猫にかかる負担を考えて、できるだけ家から近い人・団体を選びましょう。
②信用できる人・団体を選ぶ
里親募集をしている人の中には残念なことに収益目的の方もいます。
プロフィール欄から里親を募集する経緯などを明記している人を選びたいですね。
実際に利用した里親募集サイト
私がトラを見つけたサイトはこちら、ネコジルシと言う猫好きさんのSNSコミュニティーサイト内の里親募集コーナーです。
こちらでは、都道府県でも里親募集の検索が可能。
他に柄、性別、月齢やワクチン接種済み・去勢/避妊手術済みなどの条件でも検索できるので希望の猫を探しやすいです。
私はまず自分の住む愛知県で検索。
どんな種類の猫が欲しいという希望は特にありません。
他の条件は設定しないで 誰から譲ってもらうかを決めました。
私が選んだのは、某大学で保護猫サークルを運営されている方。
大学猫という名でFBやブログも運営されているのでそちらもチェックすると、保護猫譲渡の経験が何度も有り信用できそうだと思ったからです。
http://nap.babymilk.jp/daigaku.fpage.top.htm
その時は子猫数匹の募集があり、募集サイトに載っていたのは黒猫兄弟とキジトラ。
特にキジトラが欲しいと言う思いは無かったのですが、キジトラの子猫の写真を見て一目ぼれ。
当時高校生だった息子にその写真を見せたところ、飛び跳ねて「めっちゃ可愛い!」と喜んだことも決定打の1つです。
もう、居ても立ってもいられなくなりすぐに掲載者さんに電話をしました。
トラとの出会い
里親募集の写真に一目ぼれ
下の画像が募集ページをスクショしたものです。
この一枚の写真で運命の出会いを感じてしまいました。

月齢1か月とありますが、私が見つけたのは投稿日から1か月は経っていたので2か月くらいの子猫です。
もうミルクの期間は過ぎています。
授乳期間からの赤ちゃん猫を育てたいという希望は無かったので2~3か月の子猫は丁度嬉しい月齢。
その頃は一緒に住んでいた息子と夫の了承を得てから、掲載者の大学猫さんに電話。
電話では我が家の家族構成・住環境を聞かれたと思います。
1週間のお試し期間がある事、我が家が猫を飼うのに適してないと判断された場合は譲渡を断る場合もある事を説明されました。
猫を我が家に迎える初日はできたら家族全員が在宅していて欲しいとも。
猫は臭いで人を覚えるので、早く慣れるためにも初日は家族全員そろっていた方が良いとの事でした。
一刻も早く猫に会いたかったのですが、以前からの予定の都合で猫を連れてきてもらう日時は3週間後に。
その間に何度かメールでやりとりをし、いつも食べている餌、使っているトイレ、猫砂を教えてもらいました。
結婚する前に暮らしていた私の実家には猫がいたのですが、お世話をしていたのは母。
私自身が猫のお世話をするのは初めてなので、ドキドキわくわくです。
まだ会えない我が子を待つ気分で、名前を考えたり猫の飼育本を読んだり、嬉しくて眠れない日もあったくらいです。


保護猫を我が家にお迎えした初日
保護猫が我が家に来て初めにとった行動
里親募集をされていた大学猫のお2人は1台の車で我が家に子猫を連れてきてくださいました。
お1人は大学猫の代表をされているNさん。
もう1人一緒にいらっしゃったのは里親が決まるまでの間保護猫さん達を一時預かりでお世話をしているSさんです。
キャリーバッグごと我が家に運んでもらい、ご対面。
子猫(この時はにいすけと呼ばれてました。)はSさんに抱かれている間はおとなしくしていましたが、私が受け取ろうとした瞬間に手を離れ、部屋の隅、TV台の後ろに逃げ込みました。
知らない場所に連れてこられた猫にはよくある行動だそうです。
せっかくのご対面なのに、喜んでいるのは人間の方だけ。
子猫にとっては不安以外の何でもないって感じだったんでしょうね。
猫の本能で狭い安全な場所に身を隠します。
慣れるまで2~3日は家具の隅から出てこない事もあるそうです。
トラ(名前はさんざん考えて結局トラ。)の場合、翌日の夕方くらいにソロソロと出てきて餌を食べたりしてました。

猫と一緒に持ってきてもらった物
保護猫をお迎えした初日、子猫と一緒に受け取ったものがあります。
- 子猫の排泄物が付いた猫砂
- 子猫がいつも食べていた餌
- 目薬
- 譲渡契約書
子猫の排泄物が付いた猫砂は、さっそく我が家で新しく用意したトイレの猫砂に混ぜました。
これで子猫はじぶんが使うトイレを認識できます。
餌も今までと同じものがあればホッとします。
目薬は、子猫が保護された時にかかった動物病院で出してもらったものでした。
保護された時は目ヤニが酷かったそうで、また目ヤニが出た時に使って欲しいと、使い方も丁寧に教えていただきました。
譲渡契約書を記入して形式的には譲渡完了です。
一応1週間はお試し期間ですが、お互いが「まず大丈夫でしょう」という感じ。
最後に今まで子猫をお世話してくれていたSさんが、子猫に「かわいがってもらうんだよ。」と言っているのを見て、小さな命を預かる責任をずしんと受け止めました。
大学猫のお2人は誰でもよいから無責任に猫を譲渡する事が無く、本当に猫の事を大事に思って活動していらっしゃるんだなぁ。
その気持ちを裏切ってはいけません。
1週間後に正式に引き取りたいとお返事し、その後も何度か元気な様子の写真をメールで報告しました。
そんなこんなで保護猫だったトラは我が家に来て早5年。
常に家中で一番居心地の良い場所に陣取り、人間をしもべの様に扱う立派な成猫に育っています。


この我が家のトラが、一日をどんなふうに過ごしているか、こちらの記事で紹介してます。
良かったら読んでみて下さい。

