こんにちは。
アラフィフ主婦のとらこです。
年齢と共に睡眠の大切さを実感している今日この頃です。
先日、結婚当初から使っていた羽毛布団を処分しました。
結婚する時に親に婚礼道具の1つとして買ってもらった布団です。
なんと、26年間使っていました!
カバーを付けたり、日に干すと言った手入れはしてきたけど、何も考えずに使い続けてきた羽毛布団。
生地の縫い目がほつれて中の羽毛が飛び出すようになってきたから、やっと寿命かな?って気が付いたんだよ。
親に買ってもらった婚礼道具、生活スタイルの変化で不要になって処分したり買い替えたりしてきたけど、布団のことは気にしてなかった!
主婦歴半世紀以上なのに、人生初の羽毛布団の購入を経験。
羽毛布団を処分し買い替える時に戸惑ったことをもとに、知っておきたいことをまとめてみました。
この記事で紹介していること
- 羽毛布団の寿命
- 羽毛布団のメンテナンス
- 羽毛布団の処分
- 羽毛布団の選び方・判断基準
羽毛布団の寿命はどれくらい?
そもそも、羽毛布団の寿命はどれくらいでしょうか?
一般の掛布団の寿命は5年程度、羽毛布団の寿命は10~15年程度と言われてます。
製品の質や使う頻度によっては20年以上もつこともあるようです。
クリーニングやリフォームなど、メンテナンスを行えば羽毛布団の寿命は10年ほどのびます。
羽毛布団のこと、ちゃんと知らないで使い続けてきたの、今更ながら反省。
それにしても、20年以上頑張ってくれた我が家の羽毛布団、両親が奮発してくれたのか、上質のものだったのかな。その点は感謝しかないね。
羽毛布団のリフォームについて調べていると、ある布団屋さんのサイトで20年使った羽毛布団をリフォームした実例記事を見つけました。
私のようにうっかり20年も使い続けている人はいるんですね。(笑)

羽毛布団のメンテナンス:クリーニングとリフォーム
羽毛布団のクリーニング
過度なクリーニングは劣化を早めるので、数年に1回、メーカーによっては5~6年に1回のペースでのクリーニングをすすめています。
自宅の洗濯機で洗えるのか、コインランドリーで洗えるのかは、羽毛布団の品質・側生地の材質などで変わってきます。
購入する時の店舗や布団に付いているラベルで確認しましょう。
クリーニング専門店の利用を検討するのも良いですね。
羽毛布団のリフォーム
古い布団をもとに新しい布団に仕立て直して使う『布団の打ち直し』、子どもの頃よく耳にしました。
羽毛布団も同じように、古いものを利用して新しく作り直す『リフォーム』ができます。
どれくらい使ったらリフォームすべきなんでしょうか?
10年~15年が羽毛布団の寿命。
そのタイミングで羽毛の洗浄と側生地の交換をするリフォームをすると良いようです。
羽毛布団のクリーニングの頻度は数年に1回程度。
10~15年経ったらリフォーム(羽毛の洗浄・側生地の交換)をすると、羽毛布団の寿命はのびる。
羽毛布団の処分の仕方は?
布団の処分は自治体にもよりますが、可燃ごみとして処分できる所が多いようです。
私の住む自治体では、小さくたたんでヒモで縛ればゴミ袋に入れなくてもOKでした。
亡母の布団を処分する時に調べた実家の自治体では、切断してゴミ袋に入れる必要がありました。
(羽毛布団を切断って、大変なことになりそうです。)
今回私が処分したい羽毛布団はダブルサイズです。
小さくたたんでヒモで縛ったらどれくらいの大きさになるのか、実際にやってみました。
意外と小さくなります。
さすが27年使用、中身がへたっているんでしょう。(笑)
ゴミ袋に入れてみたら楽勝で入ってしまいました。

羽毛布団の選び方は?
羽毛布団は実際に店頭で試せない
リフォームができる期間もとうに過ぎていると思われる我が家の布団は処分し、新たに羽毛布団を買うことにしました。
今までベットやマットレスを買いに行ったことは何度かあります。
店頭には実際に横になって寝心地を確かめられるようにサンプルが置いてありますよね?
羽毛布団も同じように試して選べると思って、家から近くて布団もありそうなニトリとIKEAの店舗に行ってみました。
どちらの店頭にも羽毛布団の小さな見本はあって 手にした触感はわかるけど、実際に身にまとって体感するまではできなかったのです。
どう選べばいい?
とりあえずの判断基準になるのは値段。
グレードで値段が変わってくるようです。
グレードって?
品質についての簡単な説明は掲示してあるんだけど、店内の商品同士の比較の説明。
羽毛布団の基本的なことが分かってないといまいち理解できない。
それに2つの店舗で羽毛布団を見てみたけど、価格帯が想像より安い。
1~3万円で買えるものなの?
羽毛布団=高級品のイメージがあるんだけど?
値段の差は何?
グレードって何で決まるの?
ダウン含有率って?他に何かが入ってるの?
その日は買わないで、疑問だらけで帰ってきました。
羽毛布団を買う時は羽毛布団の基本的な判断基準を予習した方が良い。
羽毛布団を選ぶときの4つの判断基準
羽毛布団を選ぶときの判断基準は4つあります。
①羽毛の種類と産地
②ダウン(羽毛)含有率
③キルト・キルティング(内側の縫製)仕立て方の違い
④側生地(がわきじ)の種類
4つの項目を順番に見ていきましょう。
羽毛の種類と産地
羽毛の種類は大きく分けてダック(アヒル)とグース(ガチョウ)があります。
ダックの方が安価 欠点は臭い。グースと比べると重く、寿命が短い。
グースは臭いが少なくボリュームがあるが高価。洗っても塊になりにくく長持ちしやすい。
産地は寒さの厳しい地域の方が良質の羽毛を持つ鳥が飼育されていて、ポーランド・ハンガリー産が有名です。

ダウン(羽毛)含有率
羽毛布団の中身の羽毛にはダウンとフェザーが使われます。
ダウン:胸部に密生する羽軸がないフワフワとした綿毛状の羽毛(ダウンボールとも言われ、大きい方が保温性がある。)
フェザー:腹部に生えている細い羽軸のある小さな羽根
フェザーよりダウンの方がたくさんの空気を含み保温性に優れているので、ダウンの比率が高いほど、ふっくら暖かい羽毛布団になります。
キルト・キルティング(内側の縫製)仕立て方の違い
大きくは平キルトと立体キルトに分かれ、生地の縫い方によって通気性や保湿力が変わってきます。
平キルト:側生地の表と裏を直接縫い合わせる。通気性に優れている。
立体キルト:布団生地の中にマチを設け立体的にする。熱が逃げにくく保湿性が高い。
他にもツインキルト・完全立体キルトなど、メーカーごとに様々なキルト製法で機能性を追求しています。
側生地(がわきじ)の種類
羽毛を包み込んでいる外側の生地を側生地と言います。
羽毛の柔らかわさやかさ高性などの特性を生かせるよう軽く薄手で風合いのソフトな生地が望ましい。
材質はポリエステル・綿・シルクなどで、もっとも一般的なのが綿。
ポリエステル:軽量・安価。洗濯できる羽毛布団に使われることが多い
綿:吸湿性・放湿性があり肌触りが良い
シルク:肌にやさしくなめらかな肌触り。
羽毛布団はどこで買うのが正解?
羽毛布団の選択基準が分かったけど、どこで買えば良い?
あらためてニトリとIKEAの羽毛布団を調べてみました。(※価格は全て2021年10月のものです。)
IKEA:ダック(産地不詳) 商品の差は主にフェザーとダウンの含有率 側生地は綿 洗濯機使用可。シングル(薄手)3,990円~
ニトリ:ダック(レベル4段階)とグース有り 羽毛の産地・ダウン含有率・側生地・洗濯は商品による。シングル8,990円~
IKEAと比べるとニトリの方が商品にバリェーションがあります。
布団と言えば、無印良品にもあったはず。調べてみると、
無印良品:ウクライナ産グレーダック ダウン80% 側生地ポリエステル 洗濯はドライのみ。
シングル19,900円
商品規格は1種類で、後はサイズ展開、シンプルでした。
選ぶのが面倒な人には有りですね。
羽毛布団=高級というイメージの割に、3つのお店の羽毛布団の価格帯がそれ程高くない理由が分かりました。
低価格なものはダックの羽毛布団なんですね。
ニトリにはグースの羽毛布団も1種類ありました。
同じくニトリの一番低価格なダックの商品と比べるとお値段は6倍以上、羽毛による価格差がすごいです。
ニトリで一番グレードの高い羽毛布団:
ホワイトグースダウン93%(ポーランド産)・完全二層式立体キルト・側生地 綿100%
シングル59,900円
ここまで調べて、ようやく自分の求める羽毛布団の理想像が見えてきました。
今まで使ってきたものと同等の軽くて、暖かくて、長く使える羽毛布団が欲しい!
できたらこの先ずっと長く使うつもりでグースの羽毛が良いな。
軽さ・暖かさ・寿命の長さを追求していくとどんどん高級レベルになり、価格も上がってきます。
私が求める羽毛布団は専門店へ行った方が見つかりそうです。
ふとん専門店は『羽毛の種類・産地』『ダウン含有率』『キルティング』『側生地』のあらゆる組み合わせがあって、商品特性や価格が様々。
ふとん専門店へ行く時は 予算上限をしっかり決めていくのが賢明と思われます。
予算10万円以内で某高級ふとん専門店へ行ったのに、
結局10万円オーバーを選んでしまったね。
だって在庫処分セールで、ポーランド産ホワイトマザーグースダウン93%定価33万円(!)が60%OFFの13万円。(ダブルサイズです。)
このお得感の誘惑に負けた…。
今度はきちんとメンテナンスをして、この先一生大事に使うよっ!
実店舗で店員さんの上手な話術にのせられないように、通信販売で買う選択肢もありますね。

羽毛布団を買うときは使用年数も考えて選ぼう。
数年使うだけなら安価なダックダウンを買い替えて使う。
長く使い続けたいなら高価なグースダウンをメンテナンスしながら10年以上使う。