日常あれこれ

バンクシーって誰?そんな私でも楽しめたバンクシー展

バンクシー展

旧名古屋ボストン美術館で開催中のバンクシー展に行ってきました。

私、現代アートはちょっと苦手で、美術展にいくならマネやモネの印象派辺りの方が好きです。

「バンクシー?壁に落書きする人?」そんな程度の認識しかなかったのですが、

バンクシー展を見てすっかり魅了されてしまいました。

私のようなバンクシーの名前くらいしか知らないって人に向けてバンクシーの事をざっくり紹介、その後「バンクシー展 天才か反逆者か」名古屋会場を見てきた感想をお伝えします。

バンクシーって誰?

バンクシーは匿名のアーティスト

バンクシーは本名、生年月日、生誕地が明かされていない匿名のアーティストです。個人なのか複数での活動なのかも不明。

1990年頃からイギリスを拠点に活動を開始、2000年代からニューヨーク、パレスチナ等世界中を舞台に活動し、知名度をあげます。

美術業界におけるバンクシー

美術業界ではバンクシーはストリートアート、パブリックアート、政治活動家として評価されています。

街の壁に勝手に描かれる落書きをストリートアートって言うんですね。英語でgraffiti(グラフィティ)とも呼ばれます。

ある日突然出現する街の落書き。制作現場を誰も見たことが無い。私が耳にしたバンクシーの活動はこのストリートアート、グラフィティの事でした。

バンクシーの作品の技法は?

バンクシー展タキシードを着たネズミ

街の壁の落書きと言えばペンキスプレーです。

バンクシーの作品もペンキスプレーを使ってのステンシルと呼ばれる型抜き技法です。

制作現場を誰も見たことが無い、ある日突然現れる壁の落書きの謎が解けました。前もってステンシル型を作っておけば 現場に型を当てておいてスプレーでシューっとすれば作品ができちゃうわけです。

それにしてもその型を作るのには単純に絵を描くよりも技術が要りそうです。

バンクシーが評価される訳は?

じゃ、何故バンクシーの落書きーグラフィティがそんなに有名になっていったのか。

バンクシーの作品には反戦問題・パレスチナ問題・難民問題・人種問題・反資本主義などの政治的メッセージが込められています。

その表現方法がグラフィティ。個人住宅の壁や公共の場に突然現れ、壁の持ち主が消してしまったり壁ごと盗み取られてしまったりすることもあります。作品のその後のストーリーも含めてすべてが彼の作品です。

一般に言われる美術品とグラフィティの取扱いの差に対する抗議みたいなものも彼のメッセージなのかな。オークションや美術業界への皮肉と言うか。

そう言う皮肉を込めての活動(オークション会場で落札されたバンクシーの作品が落札直後にシュレッダーにかけられる仕組みの作品が有名です)全て含めての彼の表現方法。アートパフォーマンスです。

バンクシーの作品からは既存の価値観に対する疑問を投げかけられます。

既存の価値観って現代に生活する人の多くがなんとなく疑問に思っている事なんじゃないかな。声をあげて訴える人は少ないけど。

そのメッセージを公共の場で、誰にでも一目で分かる方法で表現している。

私が現代アートが苦手と感じるのは「分かりにくさ」です。多くの現代アート作品って解説を読まないと言いたい事が分からない。解説を読めばその作品の良さが分かるのですが。

現代アートとしてバンクシーの作品は、作品に込められたメッセージの「分かりやすさ」が評価される大きなポイントで、多くの人に受け入れられるのだと思います。

バンクシー展 文字の作品

バンクシー展 天才か反逆者か

会場の様子

名古屋市内の旧ボストン美術館で開催されているバンクシー展へ行ってきました。開催期間は2021年2月3日(水)~5月31日(月)

私が行ったのは開催開始から1ケ月経った3月の日曜日。インターネットで日時指定前売りチケットを購入して行きましたが、入れ替え制では無いので会場内は結構密な状態。会場内は作品の写真撮影がOKなので撮影をする人が多く、各ブースの入口付近に人だまりができてました。

日曜日なせいもあったのか、若い人が多かったです。デートで来るんでしょうね。

事前に自分のスマートフォンにアプリをダウンロードしていくと聞ける無料の音声ガイドがあります。イヤホンも自分のを使えるので安心です。(私はそれを知らなかったので利用できず残念。)

バンクシーは天才か反逆者か

バンクシー展 アトリエイメージ

上の写真は会場に入ってすぐ、バンクシーのアトリエのイメージを再現したものです。

音楽で言ったらロックとかパンク、ヒップホップのイメージです。

海外旅行へ行った先で一人で迷い込んだら身の危険を感じるような怖い場所の雰囲気。

作品を見ていても頭に浮かんでくるのは

反社会的・反逆者・アンダーグラウンド・ブラックユーモア…そんな言葉です。

でも、訴えかけてくるメッセージはすごく正当。正しいのです。

これ、時代や国を間違えたら即逮捕、監禁?

そもそもグラフィティと言う公共物に落書きをする行為が犯罪なんだけど。

だけど、かっこいい!

かっこいいわ!バンクシー! とその世界にはまっていくのでした。

バンクシー展 檻から出た豹

会場にはグラフィティの他にシルクスクリーンの作品も展示されてました。

その中で私が一番気に入ったのが下の写真のこの作品です。

バンクシー展 パンクな2人の老女

年配の女性が編み物をしている一見ほのぼのとした光景ですが、編んでるセーターの模様が、

PUNKS NOT DEAD(パンクは死なない)

THUG FOR LIFE(悪党の人生 かな?)

このおばぁちゃん達には似合わない言葉で、笑っちゃいました。

穏やかな雰囲気なのに過激。かっこいい!

会場でバンクシーの作品と世界観に触れ、知れば知るほど「この人天才かもしれない」って思うのでした。

バンクシー展 天才か反逆者か のタイトルに納得です。

バンクシー展はバンクシーを知らない人も楽しめます

バンクシー展 天才か反逆者か は大阪・横浜での開催は終わってしまいましたが、名古屋での開催は5月21日まで。

その後2021年7月2日(金)~10月31日(日)には福岡でも開催されます。

バンクシーの活動はグラフィティだけではありません。消費社会をパロディ化した大規模なイベントを企画したり慈善活動団体に多額の寄付も。

展示を見た後は彼からのメッセージー反戦問題・パレスチナ問題・難民問題・人種問題・反資本主義ーについて考えたくなります。

まだ見てない方、興味のある方はもちろん、バンクシーを良く知らない人もぜひ見に行ってみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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