今回は女性3人で「温泉県」と言われるほど温泉が多いという大分県へ遊びに行ってきました。
2泊3日のうち、1泊めは『界 由布院』、2泊めは『界 別府』と2カ所の温泉宿「界」に宿泊。
今回の旅行メンバーの1人が、星野リゾートの運営する温泉宿「界」をめぐる旅行を趣味とする「界」通なので、「界」での楽しみ方をいろいろとご指南いただきながらの滞在です。
どうも。「界めぐり」が好きなA子です。
今までに訪れた「界」は8施設。
「界」はその土地ならではの滞在の仕方を提案していて、どこへ行っても満足できるから好きなの。
憧れの星野リゾート「界」に2連泊!
私にとってはと~っても贅沢な旅だったよ。
この記事は2泊3日の大分旅行1日めの『界 由布院』に女性3人で一泊した宿泊記です。
これから由布院でホテルを探す人の参考になれば嬉しいです。
界 由布院の基本情報
「界」は星野リゾートグループが全国20カ所以上に展開する「心地よい和にこだわった上質な温泉旅館」ブランドです。
それぞれの地域の伝統文化を体験できる「ご当地楽」や、地域の名物食材を用いた会席料理でのおもてなしが評判で、全国の「界めぐり」で温泉を楽しむファンも多いです。
界 湯布院は全国屈指の温泉地由布院に2022年夏に開業、施設内に広がる棚田の風景に心癒される温泉宿です。
界 由布院 アクセス
〒879-5102 大分県由布市湯布院町川上398
電車:JR由布院駅よりタクシーで約10分
自動車:大分自動車道 湯布院ICより約15分
私達は大分空港から高速バス利用でJR由布院駅へ移動。JR由布院駅からは事前に予約しておいた送迎車でホテルまで送ってもらいました。
レンタカーを借りようかとも言っていたのですが、ホテルまでの道は細く急な坂道があり、自分達の運転ではかなり不安…、送迎車利用で良かったです。
界 由布院に泊まってきました
ここからは、私達が宿泊した当日の様子を交えながら「界 由布院」の様子を紹介していきます。
チェックイン
ホテルに到着すると、門の外でスタッフの方々がお出迎え、大きな荷物はその場でスタッフが引き取り、部屋まで運んでくれました。
「界 由布院」の建物は有名な建築家 隈研吾氏による設計・デザイン。
洗練された空間デザインをじっくり味わえるのも楽しみのひとつね!
エントランスから中に入るとかまどをイメージしたフロント、黒を基調としたスタイリッシュな空間のロビーが目に入ります。
案内され、ロビー内のソファに座って待っていると、担当の方が来てチェックインの手続きをしてくれました。
フロント棟と宿泊棟は別になっていて、宿泊棟に行くには一旦建物の外に出ます。
フロント棟のテラスからは棚田が一望できて、思わず「おー!」っと感嘆の声がでます。
この棚田、スタッフの方々が手入れをされているそうです。
その日はあいにくの雨でしたが、ちゃんと宿泊者用の傘が用意されていて、傘をさして宿泊棟のお部屋まで案内してもらえました。
スタッフの対応は始終丁寧で、にこやか。
さすが星野リゾートです。
部屋の様子
宿泊棟はマンションのようで、玄関ドアを開けて室内へ入ります。
部屋の鍵は2本、キーホルダーがわらを綯ったものでかわいいです。
玄関で靴を脱ぎ、室内へ。
玄関には宿泊者用の傘と、草履がありました。
今回泊まったのは窓から棚田が一望できる3名定員の和室。
広々としていて、3人それぞれが好きなところで荷物を広げても気にならないです。
室内は畳敷きで、ベットのスペースは一段高い板張りになっていました。
この一段高い板張りスペース、足元灯がついていて「夜中にトイレに行く時に親切だなぁ」と思っていましたが、滞在中2回ほどつまずきました。
気を付けましょう。
玄関近くにオープンタイプのクローゼットがあり、クローゼット内の引き出しに作務衣タイプの館内着、もう一方の引き出しにセキュリティボックスがありました。
チェックイン後はすぐにこの作務衣に着替え、滞在中ずっとそのまま過ごせます。
作務衣、前開きではなく被るタイプで、慣れないと着る時に戸惑います。
Mサイズが3着置いてあったけど、私はもう少しゆったりしたものが良くてLサイズに替えてもらったよ。
後で気がついたのですが、作務衣とは別の場所に浴衣も用意してありました。
細かくチェックはしなかったのですが(すみません)コンセント口は部屋に何カ所かあり、3人がそれぞれ好き勝手に利用させていただきました。
ただ、USBポートはどこにも見当たらなかったので、スマホを充電したい人はコンセント式アダプターを持って行った方が安心。
Wi-Fiはパスワードの入力でが使えます。
ベッドの頭側のちょっとした幅のある壁面部分の上部には部屋の照明のスイッチ類がありました。
スイッチはいくつかあり、どれがどの照明のスイッチかは試してみないと分からなかったです。
ベットと反対側の壁面に、デスクがあり、棚の中に陶製のカップ・グラスと粉末の蒸し生姜湯とドリップタイプのコーヒーのパック、缶に入ったお茶の茶葉がお行儀よく収納されていました。
雑貨屋さんのディスプレイのようで、女子心をくすぐります。
デスク下の扉の中は小さな冷蔵庫で、なにやら美味しそうな飲み物が!
こちらは、ポットに入ったお水は自由に飲めましたが、他のものは有料とのこと。
デスクの上には電気ケトルもありましたが、フロント棟にあるトラベルライブラリーでコーヒーやソフトドリンク類をセルフでもらえるので、出番はなかったです。
トラベルライブラリーのドリンクコーナーにはおやつに「ぽんおこし」もありました。
フロント棟にあるトラベルライブラリーには、旅に関する本が並べてあり、カフェのようにお茶を飲みながらくつろげるスペース。
後で紹介するご当地楽「わら綯い」の会場もトラベルライブラリーの中にあったよ。
アメニティ
洗面・シャワールームとトイレは別々で、洗面スペースに一揃いのアメニティが置いてあります。
「界」ならではのアメニティは、オリジナルの風呂敷に入った歯ブラシ・麺棒・コットンヘアブラシヘアゴムのセット。
風呂敷は施設内を移動する時の小さなバッグとして使えます。
風呂敷は界の施設ごとに色が違っているから集めるのも楽しくて、ちょっとしたコレクションね。
洗面台の上には竹をカットしたようなユニークな形のコップもありました。
もっぱら温泉を利用していたのでシャワールームは使いませんでしたが、洗面台の上にはハンドソープなどのアメニティ類が一揃い。
ドライヤーやタオル類もちゃんと揃っていました。
大浴場にもタオル類が置いてあり、部屋の物を持っていく必要はなかったので、手を拭くくらいしか部屋のタオルは使わなかったです。
大浴場には、シャンプー・コンディショナー・ボディソープの他、クレンジング、化粧水・乳液・ボディクリームまで揃っていました。
すべて「界」ブランドのもので、使い心地も良かったです。
大浴場のドライヤーはダイソン製でした。
はじめてダイソンのヘアドライヤーを使ったのですが、乾きが早くて感動!
さすがダイソン!
ちなみにお部屋のドライヤーは違うメーカーでした。
売店
界 由布院はフロント棟内、フロントの横に小さな売店がありました。
界 湯布院オリジナルのお土産はここでしか買えないので、売り切れてしまう前に買っておいた方が良いよ。
私はチェックイン後一息ついたらまず売店を見に行くよ。
A子のアドバイスに従って売店へ行くと、おっしゃれ~なディスプレイでお土産が並んでいます。
客室のテーブルに置いてあったお菓子も売ってました。
ホテル周辺の歩いて行ける範囲にはお土産屋さん、コンビニなどは見当たらなかったので、お土産が必要な人はこちらで買っておきたいですね。
大浴場(温泉)
フロント棟にある大浴場は弱アルカリ単純温泉で、透明でさらさらしたお湯、美肌の湯だそうです。
露天風呂が女風呂には珍しく開放的!
上の写真は公式HPからお借りした男風呂の様子ですが、女風呂は左右が反転しただけでほぼ同じつくりでした。
緑の中、他からの視線を気にすることなく風景を楽しみながら温泉に浸かれるって、最高に気持ち良い!
お風呂上りには冷たい「ご当地ドリンク」カボス蜜とブレンド麦茶、アイスキャンディのサービスもあって、ごきげんです。
温泉で温まった身体に水分を補給しつつ、目の前に広がる棚田で解放感を味わえる贅沢な時間。
温泉宿でゆったりくつろげる幸せをかみしめます。
暗くなってからは施設内の所々に置かれた和傘型のライトが灯り、とても幻想的な風景になっていました。
界 湯布院の滞在を楽しむ
界 湯布院のご当地楽
界ではそれぞれの地域の伝統文化を体験できる「ご当地楽」に参加できます。
「ご当地楽」は時間が決まっていたり、定員が限られている場合もあるので、チェックイン後すぐに申し込んでおきたいね。
中には数日前から予約が必要なものもあるから、公式サイトは要チェックです。
界 湯布院で体験できるのは「わら綯い(わらない)体験」で、小さなお守りを作りました。
藁を綯うなんて、人生初の体験です。
スタッフの説明を聞きながら、言われた通りに手を動かしているつもりが…難しい。
やっと手が慣れてきた頃には終わってました。
できあがった自分だけのお守り、かわいいです。
ご当地かき氷
私達が宿泊したのは8月の終わりでしたが、かき氷のサービスがありました。
こちらも各地の「界」それぞれの「ご当地かき氷」。
フワフワの氷にやさしい味のザボンシロップのかき氷はフロント棟にある「お食事処」でいただきました。
界 湯布院 の食事
夕食
夕食は会席料理です。
フロント棟の1階にあるお食事処で、半個室に案内されました。
テーブルの上にはメニューが置いてあります。
メニューに書かれた順番にお料理を持ってきてくれるのですが、そのタイミングが絶妙。
お料理自体も美味しいし、盛り付けが丁寧で、目と舌を楽しませてくれました。
メニュー後半に出てくる土鍋ごはんは、個室内で調理されていて、炊き上がりをスタッフがその場でよそってくれました。
その場で食べきれなかった分の炊き込みご飯は折りに詰めてお部屋に持ち帰り。
(夕食だけでお腹いっぱいになったはずなのに、夜食になりましたね!)
お料理の説明も一品ずつ丁寧にしてくれるし、担当のスタッフさんが始終笑顔で接してくれ、「ホスピタリティ」が素晴らしい!
気持ちよくお食事を頂くことができました。
朝食
朝食は、チェックイン時に洋食か和食かの希望を聞かれ、私達3人のうち2人は洋食、1人が和食を選択。
朝に洋食が選べる「界」は初めて。
どんなメニューなのかワクワク♪
テーブルの中央には炭火のコンロが用意されていました。
洋食のメニューにあるベーコン、ウィンナーはお好みで炭で焼いて下さいとのこと。
洋食メニューにはパンが5種類、どれもふわふわで美味しかったです!
和食メニューの方は、野菜と豚の角煮を炭火で焼けるように用意してありました。
(和食メニューの写真は、テーブルの向かいの人の分を撮らせてもらったため、さかさまになってます。ごめんなさい。)
界 由布院 周辺の観光
当初はチェックアウトの12時ぎりぎりまでホテルでダラダラ過ごそうかと言っていたのですが、前日チラリと見た由布院駅周辺が魅力的だったので、予定より早めにホテルを出発し、タクシーで由布院駅へ。
駅のコインロッカーに荷物を預け、駅前の通りを散策しました。
駅周辺にはふらりと入りたくなるようなお土産屋さんが多く、さらにまっすぐ歩いていくと、湯の坪街道という食べ歩きスポットがあります。
《食べ歩きスポット》にワクワクしてたけど、ホテルの朝食で満腹になってたんだよね。
雰囲気だけ楽しんできたよ。
緑が多く、古民家風の建物が並んでいて風情のある街並みでした。
界 湯布院 宿泊記まとめ
今回は女性3人での温泉旅で、星野リゾート「界」で温泉と料理を堪能することが目的。
「界 由布院」の翌日は「界 別府」でもう一泊するという、「界めぐり」をしてきました。
どちらも素晴らしい滞在でしたが、「界 湯布院」の開放的な露天風呂がこの旅一番の印象深い体験。
あの露天風呂に入るためにもう一度訪れたい!
棚田の奥の方に鹿の親子を見かけたのもうれしかったな。
それに、スタッフの方々の素晴らしいホスピタリティ。
皆さんおそらく(絶対に)私より若い方々なのに、人間ができていらっしゃる!
おかげで心地よく滞在させていただきました。