こんにちは。
アラフィフ主婦のとらこです。
家族の世話で忙しい時期が過ぎ、気が付いたらアラフィフ。
自分の時間を持て余し始めたけど、
ほぼ専業主婦だった私には、資格も経験も自信も無くて この歳で外で働くのは不安があります。
ほぼ専業主婦だった私がアラフィフで初めてパートで働きだした経緯をお話しします。
同じようにアラフィフ世代ではじめてパートで働こうかと悩んでいる方の参考にしてもらえたら嬉しいです。
アラフィフではじめてパート勤務に至るまで
何故それまでパートをしなかったのか
２０代後半
大学卒業後転職を繰返しながら４年ほど社会人を経験してますが、アラフィフ世代の20代前半と言えばまだまだ昭和の男社会。
仕事と言うほどの仕事を覚えるまでもなく寿退社。
結婚後わりとすぐに3人の子宝に恵まれ 専業主婦として社会から隔離された生活を送っていました。
3人目が保育園に入る頃から自営業の夫の手伝いで、それまでは義母がやっていた経理事務を 私がやるようになりました。
３０代前半ー子ども達が保育園時代
子どもの保育園の送迎時に出会うママさん達は 皆さんフルタイムやパート勤務で、自営業の仕事があるとは言えほぼ専業主婦の私から見ると 立派な働く大人の女性に見えました。
羨ましかったのは、彼女達には忘年会や新年会、花見など勤務先の仲間と飲みに行く機会があるってこと。
決して社交的では無い私ですが 他人と一緒に飲みに行く場があるって羨ましかった。
自営業者の忘年会のメンバーは家族です。
ただの外食です。
３０代後半～４０代前半ー子ども達小学生
子ども達が小学校に上がり、送迎で他のママさんと話す機会が無くなったら、
他人と話をする機会がぐっと減りました。
定期的に接するの取引銀行の営業さんと税理士さんだけ。
子ども達が小学生高学年くらいの時に 夫に「パートをしてみたい」と話した事がありました。
夫の返事は
「自営業の妻がパートなんてみっともない。家が儲かって無いから奥さんがパートに行くって近所の人から言われるだろ。」
私達アラフィフ世代の男性はまだ昭和の亭主関白気質が残っています。
自分の稼ぎで妻子を養う事が当たり前だと思っているんですね。
夫の仕事は父親の代からの商売を引き継いでいるので余計に近所の目を気にします。
私が外で働きたいと思った時に一番はじめに障害になったのが夫の同意を得られない事でした。
内職をやってみる
４０代半ば
夫の言葉でパート勤務は諦めました。
それでも何かがしたい。
習い事もしてましたが 夫の稼いだお金を使うのって気が引けます。
自分の稼いだお金を誰にも気兼ねしないで使いたい。
４０歳頃から投資で不労収入を得る方法を模索しました。
が、元手となる自己資金が少なくて すごく儲かるわけでもありません。
赤字になる事もあります。
毎月１万円でもいいから確実に収入を得たい、と思うようになりました。
近所の人の目が気にならない内職ならやっても良いのだろうか と考え夫に相談。
その頃は夫の商売が低調で私の事務仕事も以前と比べたら量が減っていました。
そのせいか、すんなりとOKの返事。
2年間くらいアロマオイルのボトル詰めの内職をしました。
小瓶にオイルを注ぎ、中蓋、外蓋をした後ラベルを貼り梱包する地味な作業。
ですが私には楽しい時間でした。（私はコツコツ単純作業が大好きなのです。）
でもやっぱり内職です。
時間がかかる割にはどんなに頑張っても月に2万円でした。
作業時間から割り出した時給は200円くらい。
時給200円は悲しすぎる！
同じ月２万円を稼ぐならアルバイトとかパートで働いた方が短時間で稼げるよね？
自分にはできる仕事が無い？
４７歳 未経験者歓迎の求人を探す。
その頃ママ友の一人が 独身の時の資格を生かして週３日のパートをはじめたと聞きました。
週３日なら家業の事務の仕事をしながらでもパートもできるのでは？と思い夫に相談。
今回はすんなりと許してくれました。
「やってみれば」と。
47歳で初めてパートを探すことになります。
希望条件は短時間（1日３～４時間）で週３日程度。
友人の様に活かせる資格も経験も無い私には何ができるんだろうか。
若い頃にやっていた仕事は時代の変化で無くなっている。
自営業の経理事務をやっているけど 簿記を勉強した事も無く我流だし、経理事務ソフトと税理士さん任せで仕事としてやるのは自信が無い。
それに 何の経験も無い。
週３、短時間、未経験OKで探してみます。
見つけられたのは 介護か飲食関係か宅配の配送センターぐらい。
持病もあって体力に自信が無いから介護、配送よりは飲食系。
接客はしたくないから調理だけできる環境で。
立ち仕事は不安だけど…と不安だらけでしたが、思い切って一度やってみることにしました。
やってみて無理だったら辞めよう。
初めてのパート
ケータリングの会社でパート
自分が無理なく働けるペースを知る。
求人サイトで見つけたのはケータリングサービスのセントラルキッチンでの調理補助。
ケータリングと言ってもお弁当では無く、主にパーティー用のオードブル類を作る会社でした。
１口か２口サイズの小さな料理を 注文に応じて30～100個ぐらいづつ作るので、内職の続きの様な仕事です。
忙しい時は５時間くらい立ちっぱなしだったので 疲れるけど帰って夕飯を作るくらいの余裕はあります。
「立ち仕事もいける」と、ちょっと自信がつきました。
ただ 勤務が３日続くと疲れてしまうので、会社の人にお願いして２日勤務したら１日は休めるようにしてもらいました。
ここでの経験で１日4，５時間程度で週３日なら立ち仕事でも働ける自信がつきました。
働いて良かったこと・嫌なこと
良かったこと
働いて良かった事は、自分でお金が稼げたこと。
自分の労働に対して時給1,000円が支払われる事がとても嬉しかった。
家事はいくら頑張っても賃金が発生しないし、自営業の事務でのお給料はあくまで夫の稼ぎから出ているし、私のお小遣いではない。
誰にも気兼ねしないで使えるお金が少しでもあるって嬉しい！
パート仲間とのちょっとした会話や、一緒に仕事をする仲間意識も新鮮でした。
家以外に自分がいても良い場所がある。
家族以外の人と会話ができる。
ママ友とは違って子どもの事以外の話題がある。
今まで会ったことの無いタイプの人もいて 自分の経験した事の無い話が聞けるのが楽しかったです。
嫌なこと
この会社はほぼ家族経営だったので社長がワンマン。
社長のパワハラが酷く、機嫌が悪いと怒鳴り散らすため職場の雰囲気が悪くなることもしばしば。
おかげで 私はここの社長のように怒鳴る人が苦手な事がわかりました。
今後の人生では『怒鳴る人には近寄らない』と心に誓ったのでした。（大袈裟）
仕事自体は好きだったけど この社長の下では働きたくないと思い、1年半で辞めました。
以上、私がアラフィフで初めてパート勤務をするまでの話でした。
この後ファミレスチェーン店のキッチンでパートを始めることになります。
